beyond State 2019 11 24
書名 2020年世界の真実
日米両国とロシアが組めば
「ディープ・ステート」と「中国」を抑止できる
著者 馬渕 睦夫 WAC
私が思うに、「ディープ・ステート」は古いかもしれません。
「ディープ・ステート」とは、国際金融資本のことでしょうか。
かつて、巨大な投資銀行が世界を支配すると言われていた時代があります。
しかし、リーマン・ショックという金融危機で、
国際金融資本は、大きな痛手を受けたと思います。
その傷跡が癒えないうちに、
フェイスブックが「リブラ」という暗号通貨を発行するという。
その利用者は、全世界で数億人、数十億人になるかもしれないので、
一国の中央銀行の金融政策を無力化させる可能性があります。
もっとすごいのは、アマゾンが暗号通貨を発行する時でしょう。
アマゾンは、地球規模で、アマゾン経済圏という生態系を築いています。
このような生態系に一度入ってしまうと、抜け出ることができないでしょう。
グーグルも、地球規模で、サイバー帝国を築いています。
今後も、地球規模サイズのIT企業が出現するでしょう。
もちろん、トランプ氏が2016年に、
「the Establishmentと戦う。
the Establishmentから政治を取り戻す」と主張したことは画期的でした。
ところで、この本には、このようなことが書いてありました。
中国は、正面からアメリカに対抗できない。
とすれば、中国の矛先は、緊密な日米同盟の離間に向かうはずです。
中国は、微笑み外交の裏で、
トランプ大統領の信頼が厚い安倍首相の失脚工作を進めるでしょう。
既に左翼系メディアや自民党内の親中派議員などを通じ、安倍降ろしを画策しています。
(引用、以上)